1. 常勤医師と非常勤医師の雇用条件はどう違う?

常勤医師と非常勤医師の雇用条件はどう違う?

医師が転職し、勤務医として病院・クリニック・介護施設で働く場合、その働き方(勤務形態)をどう選ぶかが重要になります。
いわゆる会社員の世界で言う所の「正社員」として働くのか、それとも「パート・アルバイト」として働くのか、その選択です。

一家の大黒柱としてバリバリ働き一つの病院でキャリアアップを考えている医師、また生活の安定や退職金などの福利厚生の充実を何よりも望む医師は常勤医師として働く方が有利になります。
けれど世の中の医師がすべて、バリバリ働けるキャリア志向であるとは限りません。

お子さんが小さく、手がかかるため働ける時間が限られる医師や、親御さんなど親族の介護と仕事を両立させないといけない医師は自分の持てる時間の多くを仕事に捧げる事が出来ません。

この場合、短時間勤務での非常勤医師として働くのが最適です。
この2つの働き方では、どのような面に差がつくのでしょうか?比較してみましょう。

常勤医師は福利厚生が手厚い

常勤医師は会社で言う所の正社員と同じ扱いです。短期就労を目的として働いているわけではありません。
そのため長期安定して働いてもらう事を念頭に、病院やクリニック側は様々な福利厚生を用意しています。

医師が住むための住宅(寮)を完備している病院もありますが、マンションタイプではなく一戸建てのファミリータイプ、立派な社宅を用意してくれる病院もあります。
他にも院内託児所を安い費用で利用できたり、院内食堂の利用、退職金の支給、通勤手当や資格手当など各種手当の支給、レクリエーション施設の利用など病院によって様々な福利厚生を用意しているケースも。

とくに退職金は長く働けば働くほど有利になりますので、長期安定して同じ職場で働きたい医師は退職金の有無を確認しておく事です。
ただし、医師が一般企業での正社員扱いとなれば、病院に対して持てる時間を精一杯捧げる覚悟がなければなりません。

オンコールが煩わしい、休みが少ない、研修に参加したくないなど不満があれば、非常勤医師になる、オンコールのない病院へ転職する方法が無難ですね。

非常勤医師は勤務時間や勤務日数を自分で決められる

非常勤医師は、言わばパートやアルバイトのような働き方となります。
家庭の事情や介護などで思うように働けない医師は、こちらの働き方を選ぶケースが多くなります。
病院の正規職員ではないため、ある程度勤務時間や勤務日数、休日数の要望が通るのがメリットですが、やはり福利厚生の面で劣るのは仕方がありません。

不利な働き方のように思えますが、過疎地域の病院では高時給や各種手当支給など医師にとって良い条件で雇用してくれる例もあります。
どこで働くか、どの病院を選択するかが重要になります。